6日目:西寧→夏河 |
昨日の夜飲んだ豆乳が美味しかったので、朝早くは開いてないだろうなと思いながらも行ってみたら開いてました!やったー!朝ごはんも購入。
中国の豆乳は濃くて甘くて凄く美味しいのです。
美味しすぎて、日本に帰国してもあの味が忘れられず自分で作ろう!と豆乳メーカーを買いました。←自分で作るんじゃなくて機械まかせだけれど...。

バスのチケットは昨日購入済み。バス停まではタクシーで。

バスはいつも通り、人を拾いながら(禁止されているので、途中の検査の時には検査手前で途中乗車客を一度降ろしててまた乗せたりする)、高速道路の距離は短く割と普通の道を走る。
黄河も渡った。


二つ峠を越える。
西寧のチベタンはザ、チベタンという感じではなく、肌の色もそこまで黒くないので私からみると漢民族なのかチベタンなのかわからない。
ドライバーは漢民族に見えてチベタンだったらしく、峠ではルンタを撒いていました。

周りの乗客も殆どチベタン。
みんな数珠を持っていて手を合わせて、オンマニペメフムを唱えます。
隣のお母さんも、周りの子供もしかり。
絶景ドライブが続く。




7時間位かかるのかと思っていたけれど、5時間もかからず13:00過ぎには夏河到着。あっという間。
明日の合作行きのチケットを購入しようとしたら、当日販売制らしい。
夏河からのバスの時刻表。(2018.5)

タクシーで昨日の夜予約した紅石国際青年旅舎へ。バス停からは1.7キロ離れている。5元。(ボラれてました。夏河はタクシー一律2元です。)
タクシーの運転手が普通に英語が話せて驚く。中国のチベット文化圏をこれだけ旅行していて、漢民族でない人が英語を話したのなんて初めてじゃなかろうか。
あ、リタンの宿のオーナーも話せたか。宿のオーナー、スタッフ以外では殆ど話せません。
インドへ行っていたと言っていた。
宿は60元の4人ドミにしてみたけれど、シーズンではない今、予約なんて必要なくお客さんは私一人だった。
(後に宿を変えます。)

ドライバーがおススメしてくれたカフェへ。

昨日からコーヒーが飲みたかったのです。味はともかく、言っていた通り凄くいい雰囲気のカフェ。


ついついダラダラしてしまった。
ただメニューにあるチキンカレーやハンバーガーはなかった。ピザならあるよと言われたけど。
ここでめちゃくちゃ英語が通じて驚いた。全然訛っていないし(日本人に聞きやすい。)
チベタン英語話せるんだ!!顔もチベタンというより、日本人のような感じ。
チベタンはパスポートが持てないと聞いたのになぜ?と聞くと最近は緩くなってきていて、お金を払ったり様々な行程を経て持つことも出来るようになってきているそう。闇のルートも確立されているらしい。自分は昔ラサからネパール、ダラムサラへ行って勉強したんだそうな。中国で英語を勉強したらChinese English=チングリッシュになるからねと言っていた。
最近は減っているけど、2008年ごろは沢山の人がこのルートでインドに行っていたんだとか。(亡命よね。)
彼によると夏河は20%位が漢民族、15%が回族、残りはチベタン。
夏河はチベット色濃厚の街だった。
ラプラン寺へ。

大きい!どこかと似ているな…。


ラマ達の靴。お堂の中で勉強中です。


旅行人に高台からお寺が見渡せると書いてあったので、登りに行った。
何かの集会があった。

ラプラン寺の全貌

民族衣装の子供と体操着の子が混じっている。同じ学校でも着ている服が違うって事なの?
自分も着たい!とか着たくない!とかにならないものなのかな。




物品を売るのは漢民族、飲食店は回族が多い。

紅石ユースに戻りトイレの場所を聞くとなんと外。部屋は二階で一度外に出ないといけない。一階にもひとつあったけれど使用不可だった。しかも外のは汚い。使いたくないレベル。
ないない。申し訳ないけれど、辞めさせていただこう。言葉は通じないので、事情を筆談で説明。お金は返してもらえたので、ゴンパにより近いTaraへ行ってみる。
一部屋トイレ無し60元。ドミは地下。ここも言葉は通じず、部屋は微妙だったので却下して、隣の華僑飯店を覗く。今回宿に苦労しているなぁ。甘粛省、青海省は四川省に比べて高いのに汚いとも聞いていたので覚悟はしていたけれど...。

華僑飯店はあたりでした。一部屋140元、綺麗だったけどとてもニンニク臭かったので(笑)他の部屋を希望。ドミをのぞかせてもらうとこっちの方が臭くなくてよっぽど快適そうなのでこちらへ。50元。トイレは部屋にはないけれど、珍しく洋式でとても綺麗。
そして何よりフロントのお姉さんが英語がバリバリ通じた!ストレスフリー!!
「シャワー24時間使える?」「使えるよ、真ん中がベストだよ!」「タオルいる?」「お湯置いとくね」とか、簡単な会話なのに言っていることのすべてがわかるとこんなに楽なのか…!ほんの些細な会話をするだけなのに、言葉ってこんなに大切だったなんて…。(毎回中国に行くとこんな事思っている気がする。)今日出会った二人(タクシードライバーとcafeのオーナー)同様インドに行ってたの?と聞くとチベタンはパスポートがないから行ってないよ、学校とホテルに来る外国人から学んだと。どうりでチングリッシュじゃないわけだ。
しかもテキパキしていて気持ちいい。
明日合作に行きたいけど、更にそこから老木寺のバスの時間ってわからないか聞くとサクッと調べてくれて。ゴンパまではちょっと距離があってタクシーで5元くらいだよと。有益情報です。感謝感謝。
宿のワンコ。チベタンマスティス?
繋がれているので怖そうにみえるけど大丈夫だった。かわいい。


しかしこの街びっくりです。ここは本当に中国の中のチベット文化圏ですか!?
こんなに言葉が通じるなんてネパールにでもいるような気分。ネパールは観光地なのでバリバリ言葉が通じます。道を聞いてもちゃんと答えが返ってくる素晴らしさ。