中国、アムド、カム チベット文化圏旅行 感想 |
心から充実した一人旅だった。
景色も良かったけれど、それ以上にやっぱり人が良かった。
私だけでは無いと思うけど、行く前は中国人に良いイメージは持っていなかった。
うるさい、汚い、並ばない、痰をはく、トイレが汚いとか聞くので敬遠していた中国。
反日とも聞いたので日本人と言わない方がいいと書いてあったのも読んだ。
そんなこんなでちょっとビビって行ったけれど、見事に覆してくれました。
皆、本当にとても親切。
フレンドリー。
おもてなし精神旺盛。
困ってる人を放って置かない。
何度も知らない人にご馳走してもらったり、お菓子を買ってもらったり、泊めてもらったりも。
イスラム圏みたいだった。
雨が降ってきたら、知らない人でも傘に入れてあげていたり、食堂の人は歩いている人を食堂に呼んであげていたり、誰かの重い荷物を運んであげていたり。日本ではなかなか見ない温かい光景を沢山見かけた。
遠慮して、恥ずかしがって躊躇してしまいがちな日本人だけど、中国人は困っているから当たり前に助けてあげる、飾らないで、本能そのままで生きてる感じがした。
なんだか人間らしい人種なんだなぁと思った。
自分のIDに嘘は付きたくないので、聞かれたら日本人と答えていたけれど、みんな口をそろえて、ようこそ!と言ってくれた。食堂に入っただけでも、バスの中でもそんな感じ。(携帯とか筆談で歓迎と書いてくれる)
反日の態度を取られて嫌な思いをした事は一度も無かった。
うるさい。これは道でクラクションが鳴っているのに小さい声で話していたら聞こえないから自然と声が大きくなると聞いた。
食べ方が汚い。
ぺちゃくちゃ食べる人が多いし、食堂で一つのグループが食べ終わった後のテーブルは凄まじい。
なのでそれも大前提でテーブルの上にはビニールクロスが張ってあったりする。
これも文化なのでしょう。
男性の95%位は喫煙者。どこでも吸う。
つば、痰 カーッぺってはきまくり。最悪。。
トイレはそこまでひどくない。(私的には)
日本の駅のトイレレベルかしら。
汚くて嫌だと思ったのは一度だけ。バスで止められたガソリンスタンドのトイレ。我慢して、次のさわやか青空トイレを利用した。笑
などなど嫌な所もあるけれど、それ以上に好きになってしまいました。
もっと知りたい。また行きたいと。
今回私の行ったこのコースはかなりおすすめ。特に一人旅の方。
旅人が少なくて、本当に全然会わなくてちょっと寂しく感じた事もあったけれど、中国人旅行者はいます。旅行者も親切です。
外国人旅行者を見かけたのはたった一度。色達で。
あと、同仁で中国在住のフランス人率いるグループ、成都在住の日本人には出会ったけれど。
これを書いている今は、第二弾で、シャングリラからリタンに行って来たけれど、西寧からガンゼ、そしてそのままリタンまで行くどんどん濃厚になっていくコースをおすすめしたい。
シャングリラから行くのは、雰囲気的には今イチ。
色んな国に行っていて、住めるだろうなとは思っても住みたいとは思わなかったけど、初めて住んでみたいと思った。永遠では無いけれど、数年住んだら面白いだろうと。
中国語身に付けたいな。10億人と話せる。