8日目: 阿壩(アバ)ー馬爾康(マルカム) |
昨晩は寒かったので、ダウンを着て寝た。
日中は日差しがあるので、上着一枚あれば良い位のすごしやすい気候。
今日でこの旅ももう一週間経過。早いなぁ。中国人以外の旅行者に会わなくて寂しい。
7時アバ出発
途中のバスから見える家はかわいい。ラダックもこんな感じの家が多かったな。
12時マルカム到着。
到着したら、色達行きのミニバスの客引きがいるだろうと目論んでいたのにいない。。数人しかいない客引きはみんな成都行きだそうで、色達までだと一台1000元(16000円)だと言う。
色達行きのバスは7時20分の一本のみ。
マルカムからのバスの時刻表(2014年5月現在)
時刻表と地図をにらめっこしたけど、他に近くまで行けそうな便は無い。仕方が無いので、今日はここで停滞することに。
チケットを買おうと並んでいると、客引きのおじさんが来て(私が色達に行きたいと知っている人)何かを訴えてくる。紙に書いてくれるけどよくわからない。
違う駅に行くように言っている。でもここでもチケット買えるのに?
あまりに必死で何かを伝えようとしてくれているので、従ってみると、公共バスに乗せられました。
周りの人になぜこのバスに乗せられたかわからないと言ってみると、片言英語で、「明日のチケットを今日駅で買わないといけないんだよ」と伝えられた。
それは分かってるんだよ。そうするつもりだったんだから。
町の端にある違うバスターミナルに到着してみて合点。
そのバスターミナルには宿泊施設が併設されてました。そこに泊まれるよって事だね。そら便利だ。
無事、7時20分発の色達行きのチケット(71元)を買い、上の宿泊階へどうぞと言われたので、行ってみると、外国人は泊められないと書かれる。なんだ。やっぱり。そんな気もしていたんだよね。
近くの阻光宛酒店へ行くようにと言われ、行ってみたけど、ここでも外国人はダメだと断られ、マルカム飯店へ行くように言われる。マルカム飯店は初めのバスターミナルの裏。そこまで行ってしまうと、朝バス停まで路線バスを使わないといけなくなるので、面倒になる。近場の住宿と書かれたあやしげな宿を当たってみる。50元。清潔感はないけど(シーツがきれいそうじゃない)寝るだけだし、安いし、もう探すのはめんどくさいので、ここでいいやと決定。
ここマルカムで泊まるとは予想外でなんかがっかり。都会だし特にすることもなさそうなので、景気づけにビールでも飲もう!と食堂へ。
外に出たら雨。止むまで中で待ってるように言ってくれる。
店員さんは、通りがかった道路掃除のおばちゃんにも、雨なんだから中入って!と声かけて、お茶を出してあげてたし、中国ってみんな優しい。こんな国だと思っていなかった。人間味溢れていて良いなぁ。本能で生きてる感じがする。
暇なのでブラブラする。町から見えていたゴンパに行ってみるがなかなか見つからず迷子に。
途中でお坊さんとお母さんに道を聞いたら一緒に来てくれた。
ボン教のお寺で、住職さんが出て来て中を案内してくれた。
ここに詳しくは書かないけど、家に泊りにおいでと言ってくれて、既に支払いを済ませた宿をキャンセル。頑張って30元返してもらったけど。
そして誘ってくれた家族の家に泊まりに行く。この家には11歳の子供が居てサクサク快適なwifiが有り、この子のお陰で携帯の翻訳機能を使って会話ができた。この子が居なくて筆談だけだったら、会話が成り立っていなかった。
外国人が泊まって大丈夫??と聞いたけど、返ってきた返事は、「ここは皆正直な人。問題無い」だった。大丈夫なのかー?見つからないかドキドキ。
11歳の子のお母さんが、「私は町に行きます。あなたもついて来ますか?」
と聞かれたので付いていったら、ほとんど私のお菓子を買いに来てくれたみたいだった。要らないと言っても困った顔をされるし、結局いっぱい買ってくれて(私はもう三十代で、もちろん子供には見えないのに)お金は受け取ってくれない。。何か買ってもらおうなんて思ってないのにー。付いて来るんじゃなかったと思ったけど、きっと付いて行ってなくても、いっぱい買って来てくれたんでしょう。
家に帰っても、ひまわりの種とクルミを貰った。ひまわりの種のおいしいさは分からないけど、クルミはおいしかったし、まだ日本で割って少しづつ食べてる。
ベッドも一つもらってしまって、素敵な出会いに感謝して、明日の為に早めに就寝。