14日目: Trekking day12 ゴラクシェブ→EBC→ゴラクシェブ→ペリチェ |
Gorakshep 5140m 7:30→
Everest Bace Camp 5364m 9:30→
Gorakshep 13:00→
Pheriche 4910m 17:30
昨晩は首の後ろと頭が少し痛かった。高度の影響かな。でもダイアモックスはあの強制的にトイレに行かされる感じが嫌いなので飲まない。予防薬として飲んでいる人は沢山いた。私は代わりに?ビタミン剤を飲んでいた。
何度かトイレに起きたりしつつ朝には治っていたので良かった。
私がジリから何度も峠を越えつつ、少しづつ標高を上げて来ていて、12日目でも多少の頭痛があると言うことは完全に不快感無しで来ようとすると、まだあと2.3日は4000mよりも上に滞在して体を慣らした方が良さそう。事実ユージンはチュクンにも行っていて私よりも長く4000mでの滞在日を取っていて全く痛くないと言っていた。スモーカーなのに。控えていたらしいけれど。
夜中の3時にトイレに起きた時に外を見たら満点の星空で凄く綺麗だったけど−20℃の外に出る勇気は無く写真は断念。(部屋の窓は開かない)
7時朝食。
サンドイッチが美味しいとわかったのでツナサンドを注文。あたりです。暖かくて美味しかった。
7:30にはユージンと日本人の男の子Y君と共にベースキャンプへと出発。
朝の山。見えている小屋はローカルトイレ。
ここでエベレスト街道のトイレ事情:
今回の3500mを越えた所では殆ど氷点下だったのでトイレが凍っていた。5000mまで来たらもう...、トイレ事情は良くないです。「ローカルトイレ」は日本でいうボットン。つもりに積もったブツは見えてしまうけれど、空気が乾燥しているのでそこまで臭くない。エベレスト街道では、特にベースキャンプの方面は宿の中にあるのは殆どが洋式トイレで、(外にローカルトイレもある)水は凍っていて流れないので、横にタンクが置いてありカップで水を汲んで流す仕組み。しかしその水が凍っているので表面を割って使わないといけない。上に行けば行く程その氷は厚くなり、割れないトイレだってあった。そんな事情だから流れていないものを見かける事もしばしば。それに加えてカップで水を汲むので便座が濡れている(凍っているけれど)こともあり、それが水なのかそうでないのか判断つかないので、とても嫌で私はなるべくローカルトイレを使っていた。
最後にカトマンズでトレッカー達と宴会をした時もトイレの話しでは盛り上がった(?)。
凍っていたよねと。トイレに入ろうとしたら、出て来た人から「Just don't go in!」(入らないで!)と言われた事があったという話しも出ていた。
エベレストベースキャンプへと続く道はヌプツェを真横にして歩くこれまた楽しいトレッキング。
カラパタールに行くよりずっと楽で楽しい。
山に向かって歩いて行く。
最後のベースキャンプ近くは大きな石の上を歩くので注意。
もう少しでBC。
後ろに見えているのがエベレスト。こんなに近い。
アップ。BCからはエベレストは見えないと読んだ気がするけれど見えていた!
数日前から出逢っているエベレスト登頂を目指すスペイン人達のガイドさんが「お茶を飲みにおいでよ」と言ってくれていたのでキャンプを尋ねる。
砂地の上を歩いているけれど、この下は氷河。
初めて氷河の上を歩いて感動。
見えました!エベレストベースキャンプ。
キャンプをしているのは、この時はもうシーズンを外れているので、スペイン人二人組グループのみ。
到着。なかなか快適そうなテントだった。
中にお邪魔します。
お茶をもらって、快適そうな部屋を見せてもらう。
ヘリで運んで来た食料は全部凍ってしまっているので室内で溶かしている所だと言っていた。
シェルパが既に8人待機していた。
立派なキッチン。
お茶に誘ってくれたガイドさん。
ありがとうございました。
「一泊だったらと泊まっていいよ」とも言ってくれていて、とにかく寒いのでそんなことは全然したいと思わなかったけれど、後から他のトレッカーにお茶なんてできなかった、羨ましい!女の特権だなんて言われたので珍しい事だったのかと思うと、そんなチャンスは滅多にないので宿泊させてもらえばよかったかな。しかしロッジでさえマイナスで極寒なので、テントで寝るなんて考えられなかった。
さようならベースキャンプ。
氷河ともお別れ。
ジャンプ写真を撮ろうとするも高地で息がきれて、カメラマンユージンと息が合わず。
5回位飛んでやめました。
帰りには10時位だったけれど、山に雲がかかっていた。
昨日カラパタールに行っておいてよかった。
さようなら近くまで来たエベレスト。
12時帰宿。
お昼ご飯には、やっぱり気になってしまう(過去3度失敗している)チョーメンを食べてみた。ここでは普通においしかった。
13:00出発。
ゴラクシェブからペリチェは4.5-5時間だそう。
外は雪。キラキラ光っていてとても綺麗だった。今回初めてこのキラキラの雪を体験出来て、何度見ても綺麗で感動していた。
曇っているけれど何とか先は見える。
慰霊碑
峠を越える
途中でカリコーラで出逢ったカナダ人兄弟が上がって来た。元気ー?ハグしたいー!と再会を喜んでくれた。
みんな目的は一緒なのでどこか連帯感が生まれているのです。
後半は雪が降ったばかりで積もっていた。フワフワの新雪の上をさくさく歩いてとても楽しかった。ワクワクしながら歩いた。
このクリアでない天気は不安になる。現地の人と稀にすれ違うので(抜かされる)道が合っているかを確認しながら進んだ。
ロブチェまでは下りではなくアップダウン。
そこから先は主に下り。
夕方16:00、ペリチェの手前で目の前で雲が輝き始める。
そしてそれまで雲に隠れていたアマダブラムが突然顔を見せた。奇跡のように夕方の数分だけここだけ雲が去った。
何度もその輝きにうっとりして立ち止まり魅入った。
神様からの贈り物かと思った。
そして夕日の当たる時間が終わると又雲の中に隠れていった。心洗われる時間で最高のプレゼントだった。
今日がこのエベレスト街道のトレッキングの中で一番楽しいトレッキングだった。ユージンも同じ事を言っていた。
景色がどんどん変わって行くので楽しいのです。
17:30 これまで数日出逢ってきていたアイルランド人女性のガイドさんおすすめのヒマラヤンロッジへチェックイン。素敵な宿だった。ほんとこのシーズンは静かでお客さんもアイルランド人女性と私たちだけ。
さぁ!これでもう下るだけなので乾杯!宴会スタート。
このクラフトビールは今まで知らず、初めて飲んだけれど一番美味しいと思う。
ご飯はヤクステーキにしてみる。ちょっと固かった。ポテトはとても美味しかった。
今日はほんと素敵な一日でした。